自分ばかりの嫁VSキレたら暴走夫「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
あらすじ
1950年代半ばの富裕層が集まるコネチカット州の郊外で、フランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)の夫婦は二人の子どもに恵まれ、幸せに暮らしていた。しかし、彼らはそれぞれが抱いているヨーロッパでの成功と女優になるという夢の実現のため、人生で大きな賭けに出ることを決意する。
キャスト
監督/サム・メンデス
出演/レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンスレット キャシー・ベイツ
感想
・リアルで怖いヒューマンドラマ
タイタニックのあの二人がまた観れる!
っていう期待を持ちつつ、軽い気持ちで観ました。
タイタニック号に同乗していた気立ての良くて太っ腹のお金持ちのおばさん、モリー(キャシーベイツ)も出ています。
呑気に幸せな話を連想して観ていたら、
喧嘩、喧嘩、喧嘩で内容はかなりシリアスです。
★ここからは私なりの解釈です↓※本作の内容含みます
エイプリル(ケイト・ウィンスレット)は女優の夢を諦めて幸せな家庭を手に入れるけど平凡な結婚生活には満足していない様子。
フランク(レオナルド・ディカプリオ)は父親と同じ会社に就職し、社畜のように働く毎日。
(この時代、みーんなスーツにハットで個性を出しちゃいけない時代なのかな。余計に人と違うことをしたいって思っちゃったのかも。)
そんなある日エイプリルはパリに行こう!と言い出す。
パリでは私が秘書として働くから、本当の暮らしをしましょう、あなたは好きなことをして過ごしていいわ!
と提案する。
周りからは、そんな夢みたいな生活‥って鼻で笑われるけど、反対されればされるほど盛り上がっちゃう二人。
(この時代、みーんなスーツにハットで同じ服装。
個性を出しちゃいけない時代だからこそ、余計に人と違うことをしたいっていう衝動にかられちゃったのかな。)
そんな中フランクの昇進が決まる。会社を辞めることを決意するも、社長に止められ思
い止まる。
(そりゃそうだよね~評価されたら仕事の意欲高まっちゃうよね)
エイプリルの妊娠が発覚。
(盛り上がりすぎ)
パリに行きたい気持ちと、母親になることへの恐怖で
徐々に壊れていくエイプリル。
中絶するためのチューブで自ら処置、出血多量?で死亡。
(怖すぎ)
病院の待合室のシーンのあと、フランクがものすごい勢いで走っていくのは
病院から走って家に帰ってるところらしいです。中絶の跡をみたフランクはその悲惨な状態に打ちひしがれるシーンはカットされているようです。
最後は後味の悪い終わり方でした。
・エイプリルもひどいけど、フランクもフランク
この映画エイプリルが自分勝手で、我が強い印象を受けるけど
キレた時のフランクの暴走もひどめ。
最後の大喧嘩も、不倫していた過去を告白をしたことがきっかけ。
そこへ精神疾患を持つジョン(キャシーベイツの息子)登場で
さらに大炎上。
もう少し感情を抑えられたら結末も変わったのかも、と思いま